MAGAZINE RACK

雑誌でいうところの特集記事のように、さまざまテーマを設定し、みなさんに使いやすい形でいろいろな商品情報をご紹介していきたいと考えています。
携帯の颯癲璽匹らも見られるようです(機種によって違うのかもしれませんが…)。
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なぜ Apple の iTunes Music Storeだけが騒がれるのか?
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【なぜAppleだけ?】
Apple Computerの音楽配信サービス「iTunes Music Store」が
今月4日にスタートしたことはみなさんご存知のとおり。
普段、あまり音楽を聴かない僕にとって、最大の疑問は
「音楽配信は他でもやっているのに、なぜAppleだけが
ニュース番組で取り上げられるほどに騒がれるのか?」というものでした。
しかし、サービス開始からわずか4日間で100万曲の
ダウンロードがあったというから、
いかに待望のサービスだったかを示している。
Sony系の音楽配信会社「mora」でも1カ月50万曲ダウンロード
というから、このペースでいくと「mora」の14倍という
驚異的な売上げ。

そんななか、きのう(8月16日)
J−WAVEのJAM THE WORLD(火曜日ナビ:野中英紀さん)
という番組で
この疑問に答える特集をやったので、
それを再録しながらまとめたいと思います。


【他にない魅力はなにか?】
Appleは日本での音楽配信サービスを展開する前に
無料で、しかも、Mac、WinどちらのPCでも使える
ダウンロードソフト「iTunes」を配った。
これによって、ユーザーは自分が持っているCDをカンタンに
PCに落とせるようになった。しかも、自分でキーボードを打たずとも
曲目とアーティスト名が表示される手軽さ。これに皆、ハマッタ。

そこへ、Podをはじめとする、
Appleの携帯型オーディオプレーヤーの販売で「iTunes」信者は増加する。
しかも1曲あたり、150円(全楽曲の90%)〜200円(10%)という安さ! 
他は新曲や話題曲となると、210円〜270円、中には360円もすることがあっただけに、価格のインパクトも相当なものだった。
Appleの音楽配信開始発表当日、他各社は一斉に150円〜210円に値下げした。
だったらいままでの価格はなんだったのか? という不信感をApple以外の会社にもった人も多いのでは?

番組にゲスト出演されていた
音楽ジャーナリストの津田大介さんによると
Appleが他と比べて話題となった理由は大きくわけて3つあるという。
1・iTunesからPodへの移し変えなど、操作性のカンタンさ
  (他は一度PCに入れてから、あれして、これしてが多すぎる)

2・小さなCDショップならだいたい置いてある定番商品が揃っている
  (他は音楽会社それぞれでやっている場合が多いので、
   自分のところのアーティストが中心となって、例えば、
   サザンなどの定番がカタログに無い配信会社が多い)

3・著作権保護が柔軟
  PC5台までコピー可能。Pod、CDRへの書き込みは自由。
  (他はダウンロードしたPCのみでの使用であり、
   携帯型プレーヤーへの書き込みの煩雑さは前述のとおり)

番外・クレジットカードを持っていなくてもiTunes Music Storeを
   利用できる。iTunes Music Cardというプリベイドカードを
   売っているそうで、これはビックカメラなどの量販店で手に入る。
   これは、クレジットを持たない中高生には嬉しいシステムでしょう。


【なぜこのタイミングだったのか?】
Appleには2つの選択肢があった。
A・全音楽会社からの楽曲提供が受けられるようになってからスタートする
B・一部欠けてもいいから、とりあえずスタートさせて既成事実を作る
結局、100万曲というインパクトが見えた時点で、
Bの選択に踏み切ったらしい。
他の会社は10万曲〜20万曲という曲目数なので、その差は歴然だ。


【iTunes Music Store に参加していない音楽会社は?】
ソニー・ミュージック
TOY’Sファクトリー
ポニーキャニオン
ビクター(いずれ参加するらしいという記事が出ていた)

逆にいえば、これ以外の音楽会社、
東芝EMI、ユニバーサル、エイベックス、コロンビアなどは参加している。

日本の音楽会社も現在は音楽配信に対する姿勢が
積極派と消極派(様子見派も含む)と二極化しているという。
TOY’Sなどは、音楽配信で売ること自体、あまり積極的ではないらしい。
SONYなどは親会社がハード(携帯型音楽プレーヤー)を
作っているものだから、それを売るために、自社アーティストの楽曲は
SONYの規格でしかダウンロードできないようにしている。
これはあたかも、ビデオデッキのVHSとベータの戦いのようだ。

しかし、前述したように、すでにiTunes Music Storeは
4日間で100万曲の売上げを誇っている。
すぐ目の前に、曲をガンガン売ってくれる市場があるのに
これに乗らない手はないハズだ。
そのうち、参加していない会社やアーティストがiTunes Music Storeに
参加する日は近いだろう。

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↑どこで買ってもほぼ定額なら Appleから直接買った方が安心↑


【Apple iTunes Music Store の問題点は?】
最大のネガティブ要素は、SONYの事情とかぶるが・・・
ダウンロードした曲を外に持ち出す場合、Pod(mini、sufffle含む)でしか利用できない点。しかし、前述のとおり、コピーの自由度などについては圧倒的に、ユーザー寄りで使いやすいことこのうえない。

さらに問題が・・・
携帯型音楽プレーヤー市場で売上げの大きな部分を占める家電量販店の問題。
量販店にとって、Apple商品は旨みが少ないのだという。
おそらくこれは仕入れ値と小売価格の差が少ないということでしょうが…
これに対して、他の携帯型プレーヤーは小売店にとって旨みがデカイ!
そうなると、ユーザーはiTunesでダウンロードした曲を外に持ち出すために
量販店に来ているのに、Pod以外のモノを勧められる事態が発生し
家に帰って、いざ、ダウンロードさせようと思ったらできないという
市場での混乱がいま起こっているのだ。

旨みが薄い・・・だからPod商品って値引きされていないのか・・・


【音楽配信そのものの問題】
基本的にダウンロードした曲はPCのハードディスクに保存されるので
PCが壊れた場合、CDRに焼くなどのバックアップを取っておかないと
せっかく買ったものが無くなってしまうということが考えられるそうだ。
そこで、今後、音楽配信会社の課題は、「再ダウンロード」の権利付けだそうだ。つまり、買った本人であることが証明できるようにし、
お客さんが万が一、PCを壊して曲を失っても、大丈夫という体制をとる必要があるという。


【誰が得をして 誰が損をするか】
得・Apple、アーティスト(新たな市場が広がるので)
損・CDショップ、流通業者、CDレンタル屋

番組では音楽配信で安く曲を手に入れて、気に入ったらCDという
パッケージを買いたくなるから、決して食い合いするものではない、
現に、アメリカではお互いの市場が均衡を保ち、逆にCDの売上げを押し上げる効果も見られた・・・といっている。
しかし、例えばCDアルバム買って、本当に繰り返し聞くような
お気に入りの曲は何曲あるだろうか?
アーティスト本人も、アルバムの中の曲の構成だとか順番だとか
したり顔で語っているが(もちろん本気でそうやっている人も多いでしょうが)実際、力を入れている曲はアルバム10曲中、3、4曲では?
結局それは、シングルカットされたり、すでにシングル発売しているものだったり、市場はその辺り正直に反応している。
となれば、一枚3000円もするアルバムを買うより、
好きな曲を150円で2、3曲落としたほうが良いと考える人も
これから増えていくだろう。
まだまだアナログにこだわり、いや、あの歌詞カードがいいんだよ
ジャケットが、ライナーノーツが楽しみで・・・なんて人もいるけど
この先、完全に消えることは無いにしても、レコードと同じ運命を背負ってしまったような気がするのは僕だけか・・・?


【iTunes Music Storeは日本の音楽業界の将来をどう変える?】
●小売店、レンタル店などが立ち行かなくなる。
●音楽会社は単に、アーティストの宣伝会社となる…しかも、宣伝だけなら
 広告代理店でもできることであり、将来的には相当数、淘汰されるだろう。
●チャート(ランキング)が意味を成さなくなる。
 これまでCDセールスの枚数で競ってきたが、今後、ダウンロード数を加味するか、
 あるいはダウンロードだけのランキングも出てくるだろう。
●新人アーティスト、インディーズが出やすくなる。
 パッケージにかける費用が大幅に削減できるので、データさえ
 iTunes Music Storeに乗せておけば、世界中から注文が来るのだ!
 もちろん、広告戦略がないと相当数のダウンロードは見込めないのかも
 しれないが、キッカケを掴みやすくなったことは確かだろう。
 実際、Appleはインディーズ音楽会社各社にも、iTunes Music Storeへの参加を呼びかけているらしい。


長々と書きましたが、なぜAppleだけが騒がれるのか?という疑問は
個人的に解けてスッキリしました。
日本のニュース番組までもが、大きなニュースとして伝えた
「iTunes Music Store」の日本でのサービススタート。
日本のメディアにとっては、世界的なメーカーしかも
世界ですでに5億曲のダウンロードがあるという実績・・・
これを見越しての報道だったのでしょうが・・・これで、その詳細な中身の一端は見えたのではないでしょうか。

あまり普段、音楽を聴かない、買わない僕が
この1、2週間で、何曲か、お気に入りの曲をiTunes Music Storeから買っていることからみて、
新たな市場の開拓は僕レベルでも成功している。
恐るべしApple!

personalized468-60
↑どこで買ってもほぼ定額なら Appleから直接買った方が安心↑



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- | 12:08 | - | -
コメント
from: junper   2005/08/19 11:43 AM
はじめまして。同じテーマの記事を書きましたのでTBさせて頂きました。
ユーザからの率直な視点が分かりやすいと思いました。
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